概要
エウリュディケ(妻)野原に潜んでいた蛇に足をかまれて他界する。悲しみにくれたオルフェウス(夫)は冥府まで彼女を連れ戻しに出向いた。彼の歌には冥府の王ハデス、その妻ペルセポネも心を奪われ、ハデスはエウリュディケを連れ戻すことを了承する。但し一つだけ条件があって、地上へ帰るまでオルフェウスが先を歩み、エウリュディケが後ろに続き、何があっても振り返ってはいけないと言われる。オルフェウスは妻が名前を呼んでも応えないので遂に振り返ってしまい、その瞬間エウリュディケは凄まじい速さで冥界へ引き戻された。
死んだ妻を取り戻すために冥府へ下り、あと僅かのところで失敗するという粗筋は、古事記の黄泉国(よもつくに)下りと殆ど同じである。
後日談のヴァリエイション
オルフェウス像の変遷
ヘルメス、オルフェウス、エウリュディケ
紙葉の家とオルフェウス神話
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